日本ヴァイオリン

Topics

日本ヴァイオリンソサエティ:ヴァイオリン Giovanni Francesco Pressenda 1837 の貸与者が決まりました。

2026.08.07

井上佳音様の記念撮影

本年6月より募集を開始いたしました「Giovanni Francesco Pressenda 1837年製ヴァイオリン貸与者募集」につきまして、このたび東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校2年の井上佳音様が貸与対象者に決定いたしました。

本楽器は、19世紀トリノを代表する製作家 Giovanni Francesco Pressenda によって1837年に製作されたヴァイオリンです。プレッセンダが自身の様式を確立した時期の重要な作品であり、芯のある音色と優れたプロジェクションを備え、豊かな表現力と演奏会場での確かな存在感を発揮する貴重な楽器です。

このたび、若い演奏家のさらなる成長を願うREI Collection様のご厚意により、井上佳音様へ無償で貸与されることとなりました。

井上佳音様が、約200年にわたり受け継がれてきたこの歴史ある楽器とともに新たな音楽表現を切り拓き、今後ますますご成長とご活躍を重ねられますことを、心よりお祈り申し上げます。

<貸与者プロフィール>
井上佳音(いのうえ かのん)

2009年生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。
第23回・第26回日本演奏家コンクール第1位、第20回チェコ国際音楽コンクール第1位、第78回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位、第11回・第13回彩の国String Competition最優秀賞、第42回かながわ音楽コンクールアマダ賞(特賞)などを受賞。 2022年および2026年には、国際音楽祭NIPPON公開マスタークラスの受講生に選抜され、諏訪内晶子氏、マーク・ゴトーニ氏、ベンジャミン・シュミット氏の指導を受ける。2026年2月、初のソロ・リサイタルを開催。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、フィルムジカ管弦楽団と共演。
現在、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校2年在学中。徳永二男氏、野口千代光氏、玉井菜採氏に師事。

<井上佳音様コメント>

このたびは、プレッセンダという素晴らしい楽器を貸与していただき、誠にありがとうございます。大変嬉しい気持ちとともに、改めてその歴史と価値の重みを感じ、身の引き締まる思いがいたします。
プレッセンダの、聴く人誰もを惹きつける包容力のある音や、エネルギーに満ちた響きは、まさに私がこれまで理想としてきた音でした。
約200年の時を生き抜き、激動の時代を越えて受け継がれてきたこの楽器は、これからの私にとって偉大な師匠となってくれると確信しております。
貸与してくださいましたREI Collection様、貴重な機会をくださいました日本ヴァイオリンの皆様、そして私のもとへ来てくれたプレッセンダへの感謝の気持ちを忘れず、相棒とともに一つひとつの舞台を大切に歩み、多くの景色を見ながら、音楽家として成長していけるよう日々精進してまいります。

Topics一覧