応募資格

日本国籍の方
ヴァイオリン演奏家、もしくは演奏家を目指している方
（審査において過去のコンクール受賞歴なども考慮する場合がございます。）

貸与楽器

ヴァイオリン　Hannibal Fagnola 1909年製　（イタリア・トリノ）

貸与期間、費用

楽器貸与日から原則1年間の無償貸与。(最長2年まで延長可)
貸出料は無償

応募要項（下記リンクのお申し込みフォームにご記入ください。）

① お名前 ② 自己PR（400文字以内）
※この名器貸与を通して演奏家としての活躍を目指す志や思いを述べてください。
③ 現在のご使用楽器名
④ メールアドレス（選考期間中に、確実に連絡が取れますようにPC用アドレスが最適です。）

応募期間

2022年9月1日（木）〜2022年9月30日（金）　（以後、結果発表日までは選考期間となります。）

結果通知

2022年10月20日（木）予定
当選者のみ、ご登録されたメールアドレス宛に通知いたします。

注意事項

2022年9月30日の応募締め切り後、選考期間中に直接ご連絡させて頂く場合がございます。予めご了承ください。

お申し込み

楽器紹介

１８９４年、２７歳のファニオラは故郷モンティリオから親戚数人がいるトリノに引っ越します。モンティリオではアマチュアギター製作家から手ほどきを受けており、トリノではその持ち前の模倣技術によってカルロ・グァダニーニのギターの精密な模造品をつくり、見事トリノの楽器商に本物と間違われたという逸話が残っています。その後、リナルディの工房に入り、ロマーノ・マレンゴのもとで専門的なヴァイオリン製作の訓練を受けることになります。おそらくそこでグァダニーニ、プレッセンダ、ロッカといったトリノの名品を目の当たりにして大きな衝撃を受けたといわれており、それらのコピーを繰り返し製作しました。リナルディのスタイルの追随はせず、クレモナ、トリノの名工をも模倣することにより大きな功績を残すことになります。トリノでは当初より弁護士であり資産家のヴァイオリンコレクター、オラツィオ・ロジェッロの楽器商としての助力により国内外の愛好家を着実に増やしていきました。１９０６年にはジェノバとミラノでの博覧会にて賞を獲得し、公に知られることになります。この成功により、その翌年にはより大きな工房を構え、ジェノベーゼをはじめとする優秀なアシスタント達とともに、その工房は１９２１年までの激動の時代の最中、存続することになります。本作品はその前後、ファニオラの挑戦期とも言える１９０９年に製作された貴重なヴァイオリンで、Dmitry Gindin著　”THE MODERN ITALIAN VIOLIN MAKERS ”に優れた初期のストラディヴァリモデルの作例として掲載されています。

音は力強く、伸びる高音、また低音はＧ線ハイポジションまで続く安定した力強さを持ち、モダンイタリーの特徴的な魅力のある音色と言えるでしょう。
コンクールでのソロ、またコンサートでのソリスト用として、オーケストラバックに力強いパフォーマンスを発揮するでしょう。

よくあるご質問について

• Q1修理やメンテナンスはどこへ持っていけばいいですか？
• A1メンテナンス及び修理などは弊社の工房でお願い致します。やむを得ず、弊社にお持ちいただけない場合は、必ず事前にご連絡ください。
• Q2海外への持ち出しは？
• A2お持ち出しいただけます。ワールドワイド適応での保険に加入済みです。
• Q3第三者への貸し出しは？
• A3貸与者以外の方へのお貸し出しはご遠慮ください。
• Q4演奏家プロフィールへの記載について
• A4ご記載いただいて大丈夫です。
  例）「～～様より名器特別貸与としてH.Fagnola 1909年製を貸与されている。」
• Q5弓については？
• A5貸与楽器に弓は含まれません。