日本ヴァイオリン

Tommaso Balestrieri 1771

トマソ・バレストリエリ1771年製

カミッロ・カミッリと並び、18世紀のマントヴァにおいて最も優れた作家として知られています。1720年から1750年の間、隣町であるクレモナで働いたとも言われていますが、詳細は定かになっていません。その作風からは1680年代マントヴァに移住したピエトロ・グァルネリをはじめとするクレモネーゼの影響が顕著に見受けられます。

1771年、バレストリエリ後期におけるこの作品は、幅広のバウツになだらかな肩のラインを持ち、力強い音響特性と演奏性を兼ね備えた合理的なパターンが用いられ、スクロールは誇張のない優美な曲線を持っています。自然な心地よいミディアムアーチと注意深く繊細にカットされたサウンドホールは黄金期のストラディヴァリウスを彷彿とさせるものがあります。その密度のある深い音色が多くの聴衆を魅了してきたことは想像に難くありません。ルジェーロ・リッチをはじめとする名だたる演奏家達に長年に亘り愛用されてきました。

18世紀マントヴァの傑作を是非ご覧ください。

製作地
イタリア マントヴァ
カテゴリ
オールド